フレームワークを使って学ぶ!流行するデジタル事業の考え方講座

ITを活用した新規事業講座が近大にて開催されました!本講座のポイントはIT導入によって、人間の5つの価値軸にいかに優位性を付けれるかどうか。そんな近畿大学✕サムライインキュベートコラボで行われた『フレームワークを使って学ぶ!流行するデジタル事業の考え方』講座の概要をご紹介!

目次

IT導入によるスピード革命

“ITを取り入れる=デジタル化する”ことによる本質的な価値は、情報をA→Bにより早く届けること。

人間の5つの価値軸

▼デジタル化によって生まれる人間にとっての5つの価値軸がこちら▼

・安さ(経済的利)
・簡単さ
・早さ
・選択肢の多さ
・質の高さ

上記の5つの価値を、ITを取り入れることでより良くすることがデジタル事業を考える上で肝となってきます。
どれかひとつの価値があがるだけでもサービスとして成り立ちます。

 

事業創出で大事な考え方

デジタル事業の根本的な考え方

よく「新規事業を考えよ」と言われると「どうやって新しい行動・ニーズを創ろうか?」と考えがちですが、新しい市場を生み出すのはかなりのコストと労力を要するのでオススメはできません。
新しいものを生み出す!という考え方よりも、人が既に確立している「消費行動(=お金と時間)」を先端テクノロジーを使ってどれだけ「便利」にできるか?という観点で事業を考えることが、デジタル事業を考える上での成功の秘訣です。

確立された行動をより便利にする>新しい行動を創造する

過去の事例から見ても、まったく新しいニーズをゼロから生み出すのは失敗する可能性が高いようです。

 

競争戦略のステップ

人が既に確立している「消費行動」には、すでに利用しているサービスが有るということになります。それが”代替品”です。この代替品よりも便利なものにするためにはどうすればいいのか?そこで登場するのが、上で述べた5つの価値軸。この中のどの部分に優位性をもたせるのか?という観点から事業を考えてみましょう。オススメの考え方の流れは以下の通りです。

1.現在の代替品(すでに利用されているサービス)を探る
2.ターゲットのポジショニングを変えてみる(who)
3.提供価値の優位性を決める(what)
4.独自性の高い提供方法を決める(how)

 

デジタル事業創造における秘訣まとめ

✔5つの価値軸で代替品との優位性を考える
→安い、早い、簡単、選択肢が多い、質が高い

✔「確立された行動をより便利にする」という観点で事業と代替品を考えてみる

✔WHO(誰に),WHAT(何を),HOW(どのように)の順番で差別化戦略を考える

 

 

アイディアをフレームワークに落とし込もう!

※サムライインキュベート社外秘につき、フレームワーク画像は割愛

サービス概要フレームワーク

Who(特にどの層に)
What(どういった独自性の高い価値を)
How(どういう独自性の高い仕組みや技術で)
How Much(どういうプライシングで)

ポジショニングフレームワーク

対象とする顧客のセグメントを “2軸✕2軸” でセグメントを切ってセグメンテーションを絞るフレームワーク

競合とのポジショニングを把握し、初期ターゲットをどこに置くのかを選定する際に使えます。
また、初期ターゲット(=アーリーアダプター)を選定することで、どのような訴求方法(プロモーションや宣伝文句)を用いればいいかの指標ともなります。

新サービスの価値創出フレームワーク

現在の代替品のメリット(いまそれを使ってる理由)と課題から、新サービスとして提案すべき独自の価値を模索するフレームワーク

 

本講座では、実際にクックパッドとクラシル(料理レシピ動画サービス)のビジネスモデルをフレームワークに当てはめて比較する例題を参考に、5つの価値軸のどれかに優位性をもたせたサービスを探してきてフレームワークに当てはめ、流行った理由について分析するというワークを行いました。
なぜこのサービスは流行ったのか?という視点で色んなサービスを見てみると、自分の事業のアイディアのヒントになるかもしれません。ぜひ分析する気持ちで世の中のビジネスに目を向けてみましょう!

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