【就活生必見!】テーマ別、グループディスカッションの進め方と時間配分(例題有)

皆さんはじめまして!ライティングチーム就活担当のNickyです!
今回はグループディスカッション選考テーマ別の例題や時間配分について詳しくお話します。

何を話せばいいか分からない、時間が足りなくて話し合いが中途半端に終わってしまう、意見が上手くまとまらない。こんな経験はありませんか?最近は、就職活動でグループディスカッションが採用されている企業が多くあり、インターンや会社説明会、本選考など様々な場面で使われています。就活生に限らず、どうやって進めれば良いのか分からない人は多いと思います。グループディスカッションにおいて一番重要な点は、最初に決める時間配分と言っても過言ではありません。そこで、今回は「主張型」「問題解決型」「企画立案型」の3つのテーマにおける、話し合いのコツをご紹介します!計40分間のグループディスカッションと仮定してお話しするので、場面によって時間は調節してください◎

目次

主張型 〜理由付けがカギ!~

▷テーマ例:
・あなたにとって幸せとは?
・良い会社の条件とは?
・社会人に必要な3つの能力を挙げるとすれば何か?
・リーダーに必要な3つの能力を挙げるとすれば何か?
・砂漠に墜落しました。炎上するヘリから持っていく荷物を5つ選んでください。

このテーマは問いや答えが抽象的なものが多く、人によって考え方も異なる点がグループディスカッションにおいてネックになる部分です。テーマのみ提示されたり、いくつかの選択肢の中から優先順位をつけて選び出したりと、大きく分けて2パターンあります。この類の問いは事前に知識をつけておくというより、説得力のある伝え方とその答えを選ぶにあたる過程が重要視されるため、理由付けに焦点を置きましょう。

▷時間配分
1.論点確認:3分
2.情報の洗い出し:7分
3.グループ分け・関連付け:7分
4.仮結論出し:3分
5.抜け漏れ洗い出し:10分
6.MECEの確認:5分
7.結論:5分

例:良い会社の条件とは?
①誰にとって?期間や時期は?業界は?
②給料/福利厚生/サービスの質/口コミ
③雇用環境系/商品サービス系/印象系など
④良い会社の条件は〇〇
⑤②で出た中や他にも見逃していないかチェック
⑥女性管理職が多い・男女関係なく昇進可 → ダブってる
⑦良い会社の条件は〇〇!

まずは論点をグループ内で確認し、定義付けを行うところからスタートします。テーマが抽象的なので、グループの中で具体化してから意見を出さないとそれぞれの価値観ベースで話し合いが進んでしまい意見がまとまらないという事態が起こり得ます。また、MECEとは「Mutually(お互いに)、Exclusive(重複せず)、Collectively(全体に)、Exhaustive(漏れがない)」の頭文字を取ったもので、選び出した案に重複がないか確認することを指します。例えば、とある商品のターゲットを女性向けと若者向けのどちらも選んだ場合、被っていることが分かります。こういったダブりや漏れを無くすために最終確認を行います。

問題解決型 ~5W1Hの問題定義からスタート~

▷テーマ例:
・会社の売上を上げるにはどうすれば良いか。
・自社商品(サービス)の認知度を高めるにはどうすれば良いか
・日本の人口減少を食い止めるにはどのような施策が必要ですか?
・経済を止めないコロナ対策を考えてください。
・企業の残業時間を減らすための施策を考えてください。

問題解決型は、何か解決すべき課題が提示され、それに対する解決策を発表する形式です。会社の課題に対する課題解決策や時事問題、よく議論される社会問題について聞かれることが多いです。会社についてある程度知っておくこと、基礎的な時事・社会に対する知識、自分が専攻している学科で学ぶ知識を事前に頭に入れておくと意見やアイディアを出しやすいと思います。

▷時間配分:
①問題の定義:3分
②切り口の考察:7分
③問題の絞り込み:7分
④原因の洗い出し:10分
⑤根本原因の特定:3分
⑥対策案の検討:3分
⑦効果の検証:3分
⑧発表準備:4分

例:会社の売上を上げるには?
①〇〇業界の/△△部署が/いつ/目標は?
②既存or新規商品/広告媒体は?/目的は?
③新規商品が売れにくい/認知度が低いなど
④SNS広告✕/若者の目に触れにくいなど
⑤SNSの活用ができていない
⑥SNSアカウントの開設/SNS広告制作
⑦本当に売上向上に繋がる?費用/利益は?
⑧話す順序/一番伝えたいことは何か?

ここでまず重要なのは「問題の定義」です。5W1Hをベースに、誰の目線で・どれくらいの規模や期間で・いつ・どこでといった前提となる細かい要素を先にグループ内で統一して決めておくことで、認識のズレをなくすことができます。このテーマで一番時間をかけるべきところは「原因の洗い出し」です。課題解決の落とし穴として、初めから手法論に陥ってただただ闇雲に案を出し合うことがよく起こります。原因を明確にすることで、解決すべきことから解決できる方法を考えることが容易になり、意見もまとまりがでます。定義や原因をグループ内で共有できたら、あとは対応策の話し合いに移ります。

企画立案型 ~ビジネスでも使えるWILL・CAN・MUST~

▷テーマ例:
・CM以外を使った広告手段を考えてください
・外国人観光客をターゲットにしたビジネスモデルを構築せよ
・新幹線の新しいサービスを考案せよ
・新商品をこの会社で出すならどんな商品を出しますか?
・遊園地にに新しく追加するアトラクションを考えてください

このテーマはビジネスの話題が多く、社会人になっても使う主題になります。会社のことについてのビジネス案が出題されやすいので、会社についてよく調べておくことは大前提として、どんなテーマが来ても臨機応変に対応できるかがポイントになってきます。このテーマは話し合いの進め方に関して様々な方法があるので、今回はその中の1つを紹介します。

▷時間配分:
①進め方の合意:3分
②WILLの話し合い:7分
③CANの話し合い:5分
④MUSTの話し合い:10分
⑤複数の企画案立案:5分
⑥最良の企画案選定:3分
⑦企画案の再構成:7分

例:新幹線の新しいサービス案
①ターゲット/時期/期間/デジタルorアナログ
②混雑時でもゆっくり座りたい
③子供連れとビジネスマン席を分けたい
④自由席含め混雑状況が知りたい
⑤空席状況を見える化するシステムなど…
⑥ドア横に空席状況可視化ボード設置
⑦テーマに合ってる?実現可能?などを検討

ここではWILL(希望・やりたいこと)・CAN(できること)・MUST(すべきこと)の手法を使っています。WILLではなりたい姿や実現したい目標を意識し、実現可能性やリスクは一旦置いておきましょう。CANは実現可能性を考慮した上でアイディアを出していきます。MUSTは周囲から求められていることに焦点を当てた案出しを行います。ひと通りアイディアを出し合ったら最良の企画案を選んでいきます。何を求められているか、目的や目標は何かを意識した上で、1つの案を選んだり複数案を組み合わせたりして最終案を練りましょう。あれもこれも組み合わせすぎると何を伝えたいか分からなくなってしまうので、目的に沿った企画を構成する必要があります。

以上のように、時間配分を理解しておけばスムーズに話し合いを進められることが伝わったでしょうか?就活のグループディスカッションには様々なテーマが存在し、テーマによって話し合う内容や進め方が異なります。もちろん今回紹介した方法が必ずしも正しいわけではないので、基礎知識として頭に入れておいて応用していただけると幸いです。就活の選考本番のテーマは、ネットで調べると企業によっては傾向や過去問が載っている場合もあるので事前に調べて準備しておきましょう。また、グループディスカッションは回数を重ねて練習するほど上手くなっていくものなので、ポイントを押さえつつ、就活講座や普段の授業の中で練習することが大切です。

次の記事では、グループディスカッションを得意とするためのポイントや求められている力、「あるべき姿」の設定について詳しく解説する予定です。グループディスカッションが苦手な人や就活で良い結果を残したい方は必見です!

<参考リスト>
ディスカッションでのタイムマネジメントの進め方とポイント
【就活生必見!】ディスカッションを始める前のポイント3つと6STEP

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