【就活生必見!】ディスカッションを始める前のポイント3つと6STEP

皆さんこんにちは!ライティングチーム就活担当のNickyです!
前回のグループディスカッション(以下GDと表記)に関する記事にて、テーマ別の時間配分について説明しました。今回は就活のGDにおける冒頭の動きについて書いていきます◎

選考でどんなところを見られているのか、グループワークの中でどんな役割があるのか、ディスカッションの冒頭はどんなことから話し始めればいいのか…皆さんは知っていますか?最近の就活ではGDの選考が導入されていることもよくあります。でも授業でディスカッションを行う機会は少ないですし、大学生なら尚更です。そこで、就活におけるディスカッション対策をお話していこうと思います。

目次

1.評価基準

人は誰でも分からないものに対して苦手意識を持ってしまいがちです。しかし、どういった部分を見られているのかという、選考における評価基準を押さえておくことで対策が容易になります。それらに気を付けて練習しておけば一定の評価は貰えるのでしっかり覚えておきましょう!

①論理的思考力
・伝えたいことを言語化できているか(結論ファーストで話す)
・筋道を立て、根拠をつけて意見を述べられているか←突拍子もない矛盾した発言✕
②協調性
・周りをよく見てチームで協力しているか
・自分だけ話し続けて、1人で結論を決めてしまっていないか
③自己表現力
・周りに合わせてうなづくだけでなく、自分の意見を言えているか
自分なりの考えを持っているか(興味のあるものや大学の専攻に基づくのもアリ)
④コミュニケーション能力
・周囲の人と円滑にコミュニケーションが取れているか(良好な関係を築く対人スキル)
・説得力を持った発言ができているか
⑤問題発見力・課題解決力
・何について話し合うべきかを明確に分かって行動できているか(議論展開力)
明確なゴールを決め、時間配分を意識し、話の流れをしっかり見れているか
⑥積極性
・発言をして議論に参加できているか(独壇場はマイナス評価)
・議論に入れていない人を気にかけて発言権を均等に回せているか
⑦傾聴力
・他の人の意見に耳を傾けているか(全員の考えを尊重する)・他人の意見に反応する時に否定から入らない

ディスカッションで出た結論はあまり評価対象になりません。それよりも、議論の中でどれほど参画できていたか、どのような役割を果たしていたかなど、ワーク中の言動が見られています。また、グループの中から数人合格者を選ぶという相対評価ではなく、個人を見て評価する絶対評価を採用しているため、グループ全員が合格になったり逆に全員が不合格ということも無きにしも非ずです。つまり、チームの中ですごい人がいるから自分は受からないんだというネガティブ思考に陥る必要はないということです。

2.GD選考の冒頭は何をする?

では、GDの実践的知識に入っていきましょう!お題が発表されて話し合いの時間がスタートする時に何をすればいいでしょうか?ディスカッションははじめが肝心です。与えられた状況を理解し、積極性を発揮し、グループ内での役割をしっかりと決めておくことで、安定して話し合いを始めることができます。

POINT1:出題パターンの理解

前回の記事でも少しお話ししましたが、GDの種類にはいくつかの種類があります。主張型・問題解決型・企画立案型・ディベート型など様々なパターンが存在します。どのパターンが出題されても対応できるように、それぞれの傾向やポイントなどを押さえていきましょう。企業によっては過去問が公開されている場合もあるので、ワンキャリアやその他就活アプリ・サイトを有効活用しましょう◎

POINT2:最初の自己紹介(全体5分)で好印象を得る

ディスカッションが始まる前の自己紹介タイムは、はじめに自分のことをグループに伝え、且つメンバーの特性を見る重要な時間です。スムーズに言えるように自己紹介の自分のテンプレを作っておきましょう。また、他の人の自己紹介や雰囲気を見て、自分がどのような立ち回りをするべきか(誰がリーダーをするのかなど)を考えておきましょう。

POINT3:お題やメンバーを見て役割を決める

GDの役割に関しては主に「司会(ファシリテーター)」「書記」「タイムキーパー」「発表役」の4種類があります。司会は進行を行い、グループ内の意見をうまく引き出す役割です。目立つので評価が高いと思う人もいるかもしれませんが、冷静な判断力や会話の流れを読む力も必要なため、やや難易度が高いポジションとなります。書記は議論で出た意見をまとめて可視化する役割です。企業は板書能力が重視されるため、出来る人は高評価となりますが、板書に夢中で話し合いに参加しづらいこともあるため、慣れていないと難しいと思われます。次にタイムキーパーは議論の進行中時間を見つつ全体に周知させて、議論が長引いたり話が脱線したりするのを防ぐ役割です。一見単純そうに見えますが、意見がなかなかまとまらずに時間が曖昧になって結論まで辿り着かない場合も多いので、話し合いの流れを見つつ上手く誘導していく必要があります。前回の時間配分の記事が参考になると思いますので是非読んでみてください。発表役はその名の通り、過程や結論をまとめて最後に発表する役割です。ディスカッションの中で自分の貢献が少ないと感じたら発表役を買って出ることもアリだと思います。

3.実際に話し合いを進める前の6STEP

さあ、話し合いを始めていきましょう!……まず何から始めたらいいと思いますか?
メンバーがそれぞれ意見を出し合う?解決策・具体案を考えていく?
単に意見を出していくのは手法論と呼ばれ、意見がばらばらになってしまうのでまとまりづらくなってしまいます。そこで、まずは定義付けや前提の確認をしてグループ内の方向性を明確に定め、「あるべき姿」を設定しましょう。司会の役割を学びたい人は特に必見です!

STEP1:前提を確認
まずは問題で何を問われているのか、定義付けをしてグループ内で方向性に齟齬が生じないようにしましょう。誰目線なのか、どれくらいの規模・期間で考えるのか、目的やゴールはどこにあるのか等、全員が同じ立場でアイディアを出せるように前提を確認するはじめの取り決めがカギとなります。
STEP2:「あるべき姿」を設定
「あるべき姿」とは、課題のゴールや叶えたい状況など理想的な状態のことを指します。例えば問題解決型で「企業の残業時間を減らすための施策を考えてください」というお題が出たとします。すると、「あるべき姿」は「残業時間が少ない状態」になります。また、より細分化して月単位で何時間の残業時間にするのか、どの期間なのか(繁忙期or通年)などの詳しい数値的・具体的な情報も付け加えると分かりやすくなります。
STEP3:現状の把握
次に、今どのような状況(状態)なのかを整理して言語化します。上記の残業のお題なら、「現在繁忙期には月〇時間残業していて△△な弊害(体調不良や業務効率低下などの被害状況)が出ていますが、残業しないと終わらない業務量がある」という現状が考えられます。
STEP4:差を分析(GAP=問題)
上記の「あるべき姿」と現状の差(GAP)が問題となります。残業の例で話すと、「業務量が非常に多く、残業〇時間以内が目標なのに現状は〇時間も働いている」という問題が見えてきます。
STEP5:課題発見(本質)
冒頭確認の最後の段階として課題発見が挙げられます。これは本当に解決すべき課題を見つけ出すということです。上記のお題で何も決めずに進めると、残業時間が多いなら定時で帰るよう会社のパソコンをシャットダウンすればいいじゃないかという結論に至ってしまう可能性があります。しかし、深掘りすると業務量が多かったり業務効率が悪かったりと本来解決すべき課題(本質)が見えてくると思います。
STEP6:解決策を考えていく
この5段階の取り決めを考えて初めて話し合いをスムーズに始めることができます。

今回の記事では就活のグループディスカッション選考において、話し初めに気を付けるべきことをお話ししました。スムーズなディスカッションを行うためには最初にコミュニケーションを図り、全員が同じ方向を向くことがカギになってきます。司会(ファシリテーター)はディスカッションの舵を取らないといけないので、特に後半の「実際に話し合いを始める前の6STEP」をしっかり理解しておきましょう◎

次回の記事では、発表役を担う際に役立つ「話し方・伝え方」の構成やポイントをお伝えする予定です。グループディスカッション選考をマスターして内定を勝ち取りたい方は是非!

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